出展者概要
計測技術サービスは、コンクリート内部探査機の販売・レンタルをはじめ、探査機のカスタマイズや計測装置の受託開発を行っております。
就業者数の減少と高齢化:2023年の建設業の就業者数は483万人で、2007年から12.5%減少しています。また、55歳以上の就業者が約4割を占めており、高齢化が進行しています。技能労働者の不足:ベビーブーム世代が後期高齢者となる2025年度には、最大93万人の技能労働者が不足するとの試算があります。またンフラ設備の維持管理を担う市町村でも、予算や人材の不足により、メンテナンスの質が課題となっています。上記問題を解決する方法の一つとして機械化があると考えています。「労働力調査」(総務省統計局)引用
機械化の実例:弊社のiRadar ADSPIRE01/NJJ-200Kが標準搭載されたSPIRADERは、2023年7月に東北新幹線、上越新幹線の高架橋にて実運用が開始されています。測定・移動時間の比較結果として、従来の測定方式に対してロボットを活用した測定方式では、ラーメン構造(6径間)で約40%、桁構造(1径間)で約50%の時間削減が報告されています。【JR東日本https://www.jreast.co.jp/development/theme/ict/pdf/ict23.pdfより引用】これはあくまで一例に過ぎませんが、技能労働者不足の問題と生産性向上が急務となっている現状において、機械化・自動化は今後のインフラメンテナンスに必須の開発項目と考えています。
SPIRADER販売利益の用途について
SPIRADERの販売によって得た利益の一部は、上記課題を解決するための技術開発費として活用いたします。支援対象としましては、既存の開発技術や事業規模にとらわれず、開発費の問題でプロジェクトが進められない企業様や大学の研究室、良いプロダクトはあるが販売先とコネクションがないなど、計測技術サービスが貢献できる事業を支援させていただき土木・建設業界の課題を解決するための技術開発と支援に使います。
そして、我々計測技術サービスはこのような研究・開発のご相談を随時受け入れています。我々が関わった技術が他の検査機器にも活用され、世の中に広く認知されることで社会貢献に繋がり、皆様の安全に貢献できればと考えております。