2R工法

歩道のバリアフリー化を推進し、

美しい日本の道づくりに貢献します。

W2R工法(既設側溝のリニューアル工法)※ショートVer

W2R工法(既設側溝のリニューアル工法)

環境改善

既存の電動ハンマーによる工法では、ハツリ時の騒音や粉塵が問題となっていました。

W2Rカッターは低騒音型の特殊コンクリートカッターで、周辺住民や道路利用者への悪影響を軽減します。

また、既存側溝を傷めることなく、内側から切断するので、従来工法よりも粉塵がでにくい工法となっています。

工期短縮

店舗や住宅地など車の乗り入れが多い場所ほど老朽化した側溝の破損が見受けられます。

そのような利用の多い場所ほど工期は短くしたいもの。

W2R工法は側溝本体を取り替える事なく、短期間で工事を行う事が可能です。

バリアフリー

現在国道の段差を解消するために歩道を低くするバリアフリー化工事が全国各地で行われています。

これに伴って、歩道脇の側溝を切り下げる工事も必要となります。

W2R工法は既存側溝の切り下げに最適な工法です。

Q&A

この製品のよくある質問

A:密な配筋以外(D13@200ピッチ以上)は、基本的には可能です。
切断位置に、横筋が重なっている場合は、ブレードの消耗が非常に激しく、切断スピードも非常に遅くなります。よって、切断位置をずらすことをお勧めします。

A:切断の標準スピードは、90秒/m(5cm深さ)です。例えば、15cmの側壁厚さの場合、5cmずつ往復6回にわけて切断を行いますので、10mの側溝延長の場合、15分/10m×6回=90分かかります。

A:標準仕様の切断機にて、側溝幅300-700mmに対応できます。切断側壁厚は最大200mmです。
曲線はR=5m以上の対応となります。側溝深さは、水路底から切断面まで200mm以上必要です。
適用条件内でも、水路の側壁が内側に傾いていたり、部分的に膨らんでいて、狭小な場合や水路底が部分的に盛り上がっている箇所などは、切断できない場合もありますので、現地にて実測をして確認してください。 また、逆に水路幅や側壁厚が適用条件を超える場合でも、別工法も含めてご検討させていただきますので、お近くの協会員にお問合せ下さい。

A:現場条件にもよりますが、切断時はカッターのコントロールを行う特殊作業員が1名とコードやインバーター等の移動管理やレールの取付けや機材移動等を行う特殊作業員1名の計2名で行います。切断したコンクリートを撤去する場合は、普通作業員がもう1名必要になります。
なお、既存蓋の撤去・側溝内清掃・切断コンクリートの取りはずし・新設蓋の施工に関しては、基本的に元請け業者さんに行って頂いておりますが、会員社(施工会社)の中には、蓋の据付まで可能な会員社もありますので、より詳しくは「W2R工法事務局」か、最寄りの会員社(「全国施工会社」)までお問い合わせ下さい。

A:走行レールをピンでジョイントする構造のため、曲線や折れにも対応できます。
ただし、水路幅や、深さなどの条件とも関係しますので、現地を確認してからの判断となります。

A:一定勾配なら、ジャッキパットが可動しますので、 1:0.2の勾配まで対応できます。

A:国土交通省の低騒音型機械(コンクリートカッター)の指定を受けています。
一般のハツリ音と比べ、騒音、振動が低減できます。また、消音ブレードを使用していますので、高周波の耳障りな音を低減しています。

A:現在、側溝幅300-600の規格があります。(現場打側溝に対応)表面排水性に優れたスリットタイプ、グレーチングタイプ、維持点検用の管理孔タイプがあります。基本長は2mのため、施工性に優れており、表面模様はスベリにくい模様になっています。T-25自動車荷重(縦走、乗り入れ)に対応しています。 なお、この規格(仕様)以外のオリジナルのW2R工法対応蓋を開発している会員社(施工会社)もありますので、より詳しくは「W2R工法事務局」か、最寄りのコンクリート製品部会協会員までお問い合わせお願いします。

A:W2R工法は工法提案ですので、W2R側溝蓋(工法に対応した蓋※)の使用を原則としてお願いしております。地域の諸事情(機能性・デザイン)がある場合は、別途相談させていただきます。 改修工事の提案(概算見積もり)から切断工事、現場に対応した蓋の選定(製造・販売)まで、W2R工法協会会員社(全国施工会社)にて対応していますので、安心しておまかせ下さい。
※工法としての機能性・施工性・経済性などを満足した蓋の事です。

A:W2R蓋設置→ドリルで削孔→(M16)ボルト挿入→モルタル充填という手順で行います。
アンカー筋径の約2倍(30/35)の貫通孔になっており、蓋設置後でも削孔できます。

A:工事期間の短縮と、周辺環境への影響が少ないことです。
側溝の内側から切断する機構のため、側溝の周囲に障害物があっても施工できます。特にバリアフリー工事が行われる市街地では、効果を発揮します。

A:W2Rカッターは、W2R工法の一環の機材となっています。
取り扱いについては、ある程度の知識とトレーニングが必要ですので、先ず切断施工を希望する会社は、W2R工法協会に入会していただき、トレーニングを行った会員社(全国施工会社)によって切断工事を行う体制になっています。

A:水路内幅が1000mm程度までは、現行のW2R切断機にオプションを取り付けることで対応できます。
但し、現場条件によっては対応できないこともありますので「W2R工法事務局」か、最寄りの会員社(全国施工会社)までお問合せ下さい。

A:現場条件によっては、W2R専用のグレーチング工法で対応も可能ですので、「W2R工法事務局」か、最寄りの会員社までお問合せ下さい。

A:現場条件にもよりますが、10m程度の延長なら蓋の設置まで含め、1日で施工可能です。

A:300、400幅の側溝で150mm厚みの側壁を両側切断する場合、片側切断長さ当り5,600円/m~6,000円/mになります。側溝延長当りはこの単価の2倍になります。ただし、昼間作業(直線部+無筋~低配筋)で、1箇所当りの水路延長が15m以上の場合の標準的な価格ですので、現場条件によって価格は異なります。 なお、この切断費の価格には、切断コンクリートの撤去やノロの汚泥処理は含みません。側溝幅や切断幅、作業条件、1箇所当たりの施工延長などによって価格は変わりますので、現場確認の上見積もりします。

A:サイズや現場条件によって異なりますが、300幅のスリットタイプの蓋を使用した場合、材工(昼間作業:直接工事費)で約38,000円/mです。
(注)参考見積もりについては、「全国施工会社」もしくは「W2R工法事務局」にお問い合わせ下さい。

A:現場条件によりますが、工事期間の短縮など、トータルコストで比較しますと経済効果に優れます。